有限会社パンズ

黒ヒョウ社長のブログ

協力会社を選ぶコツ Part 1

2001-09-06 11:45

猛暑のさなか7月20日に左膝を骨折し入院、松葉杖生活を 送っているうちすっかり秋になりました。「食の秋」ではありますが体につく脂肪には気をつけたいものです。


さて、「宣伝担当者がパートナー企業を選定する際のコツ」というものを数回に分けて書きたいと思います。これはいままで私が仕事をしてきて決定権のある方々及び担当者が意外に「なんにも知らない」というケースをみてきたので、今後参考になれば、と思って書こうと思います。企業によって理由はさまざまex.お付き合いで、良く商品を理解してくれているから、安いから、対応がいいから、などなど。 いろいろな条件が噛み合って協力会社が決定されるのだとは思うのですが、どうも「全然わかってない担当者」の方が多いなあ、と感じた事が過去にも多々ありました。それは自分の仕事とは別に、仕方なく販売促進の業務も担当しなくてはいけない、もしくは社内でさせられている、という方も多い訳でプロモーション素人の方々なのだから仕方がない場合もあります。こういった点を踏まえて「後悔しない」為に業界内のいろんな会社とその形態を掴むのが1つのコツです。
具体的に”展示会に出展して新規顧客を獲得したい”、という場合に一番分かりやすいのが、映像制作はxxx映像株式会社、装飾はxxx工芸、というようにその会社名からしてあきらかに専門分野での実績と経験が多いであろう企業名を持っている会社に発注をかけることです。しかし同じxxx工芸と言ってもコーディネーター的会社もあれば、自社工場を持って制作可能な会社もあります。当然、見積もり価格もこれら会社の性格によって大きく変わってきます。まったくやる気を殺がれるケースとして多いのが、装飾だけを依頼したいのにコンペ数社の中に”広告代理店”がよく入っていることです。不況といわれるさなか仕方がないのかもしれませんが、問題は参加する広告代理店側にあるというよりも、来るもの拒まず、とにかくたくさんの会社から提案させる、という企業担当者にあるのではないかと思います。このような場合に限ってプロフェッショナルの人たちが考え抜いて提案してきたものを担当者が選べない、という現象がおきます。当然ですね。広告代理店の価格設定と、xxx工芸社の価格設定は違うからです。 原因は「どんなことを依頼したいのか」「協力会社を選ぶ基準は何なのか」がはっきりとしていない事が大きな理由ではないかと感じます。 続きは次号で。
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